髪の毛は1日にまず100本は抜けるらしい。馴染みの美容室の方が言っていた。
15センチほど切った。
帰り道、花水木の赤く染まった葉っぱが雨に濡れてつやつやしていて綺麗だった。
髪の毛は1日にまず100本は抜けるらしい。馴染みの美容室の方が言っていた。
15センチほど切った。
帰り道、花水木の赤く染まった葉っぱが雨に濡れてつやつやしていて綺麗だった。
新しい月になった。年末ももう近いのか。
午前4時ほど、こたつで目を覚ました。昨夜スーパーで買った見切り品の袋入りみかんが目に入る。袋から取り出し、油性ペンで顔を描きいれる。かぼちゃの代わりである。一日遅れのハロウィン。みかんに顔を描き込む午前5時。
芥川龍之介は本名だということを初めて知った。
2限目の授業中、作家になりたいと思った。
今まで何度も何度もそう思い立っては現実の厳しさを知りすぐ諦めてしまってきた。今回は本気で目指す。
夜、夕飯を食べながら蘭たんのツイステハロウィン実況を見た。ハロウィンタウンへの入り口を見つけてからずっとハイテンションでめちゃくちゃおもしろかった。思わず笑った。スカリーにイキったりひたすらジャックと話したがったり忙しかった。
ハロウィンだ。
夜7時頃スーパーへ行った。店内BGMは嵐のMonsterだった。
唐突だが、私は人外が好きだ。さらに言うと人外と人間が恋するシチュエーションが好きだ。この癖はいったいいつごろ形成されたものだろうかと考えると、幼稚園に通っていたころだと考える。
当時、母が車でよく流していたのがMonsterだった。この曲以外の曲ももちろん流していたとは思うが、記憶に残っているのはMonsterだけだ。幼い私の耳と頭は、サビの歌詞に引き付けられた。
ぼくのきおくがすべてきえても、うまれかわったらまた、きみをさがす………?……どうやって??
真剣に思考してみた。記憶が全て抹消した状態ならば、「きみ」のことも当然忘れているはずである。それなのに「ぼく」は「さがす」と宣言している。
理屈を覆してしまうほどの、運命としか言い得ないものが、「ぼく」と「きみ」とを強く結びつけているのだろうか。転生してもなお消えることはない強烈な絆。この世の理を超えてしまうなにかが、ふたりの間には存在しているのだろうか。
そこまで考えた私の胸は、ただただ「ぼく」と「きみ」が無事再会を果たすことを願っていた。どうかふたりがむすばれますように…。
人ではない「ぼく」が種族のちがう「きみ」への想いを歌うMonster。この曲によって私の人外好き、異種族間恋愛癖は形作られたのだと、スーパーの売り場を歩きながら思った。
4限目のマンガ研究の授業で、テレビシリーズのエヴァンゲリオンのOPを見た。先生曰く、良いオープニングはそれだけで物語の行きつく先が分かる、という。要所要所で一時停止し先生が「ここはこういう意味で〜、ここは〜を表していて〜」と解説を挟む。私はへぇ〜〜と思いながら映像に目を向ける。
先生は「ここは〜を表しているのが分かりますよねぇ〜」と、さも当たり前のことのように言っていたが、私は解説を入れてもらわなきゃ分からなかった。ただただ次々と現れる映像に目を奪われているうちに1分半が過ぎた。エヴァのファンの方、神話に詳しい方、動体視力の良い方は分かるのだろうか。
個人的には、一瞬だけ映るたぶんアスカのエヴァが、武器の刃物?を前に構えるポーズがかっこよかった。
また先生は、エヴァOPは歌詞と映像をリンクさせた非常に分かりやすい作りになっている、と言っていた。思わせぶりなモチーフや人物が多々登場していたため、意外に感じた。
放課後、パソコン室にて今日締切の課題を作成していた。途中から2人入ってきて、騒がしく話し始めた。皆で利用する部屋で自分たち以外にも人がいる場合、周囲に配慮してトーンを抑えて話すべきだと思う。なのに騒々しくしている。私がいることが見えていないのか?……私の存在感が弱いからか……。
自分の、空気への溶け込み具合の揺るぎなさを再確認し、ややかなしくなりながらキーボードを打ち込んだ。
8時頃夕飯を食べ直後横になり寝てしまった。起きたら11時半だった。よくあることだ。
風呂に入る。残酷な天使のテーゼを心の中で口ずさみながら体を洗う。
日記というのは本来人に見せるものではない。樋口一葉も夏目漱石も面白い日記を書いたが、あれらは人に見せる前提で書いたから読み物として成立するのだ。
というようなことを森見登美彦氏は著書「太陽と乙女」で語っていた。
また、今日初めて知ったが、横尾忠則氏は連載用の日記と非公開の日記、2つを並行して長い年月書き続けているようだ。
ブログを始めてまだ数日しか経っていないが、書き方に悩んでいた。これまでメモアプリに密かに打ち込んでいたもののように、思ったこと等を文法もさほど気にせずざっくばらんに書いたものを投稿したいと考えていた。しかしいざブログを始めると、どうしたって人目を気にして、話題を取り繕ったり自由気ままな文体を避け分かりやすく書こうとしたりする。そのうちに、なかなか言葉が出てこなくなってしまう。
今日からは私も、先人たちにならい、公開するための日記をしたためここに投稿しようと思う。読み物としての文章を書こうと思う。それから、自分だけが読む日記もあわせて書いていこう。
午後4時頃から図書館へ行った。6時過ぎまで滞在した。6時台の図書館は、人も減り静かだった。帰りのバス停に立つ。すっかり暗かった。少し肌寒かった。冬が近づいてきたのかなと思った。
借りたうちの1冊の中で切手デザイナーの方が、始めから自信のある人はいない、道を見据えてしっかり頑張るのが大切、みたいなことを言っていた。頭に留めておく。
一回7時半頃に起きてまた寝たら11時だった。
午前4時頃起床。今日はずっと家にいた。
午前中、空想料理店を見始めた。蟹さん、声石田彰に似てる。こういう声好き。
おかしさとかわいさとほんの少しの色っぽさが共存してる。静かですてき。
夕方、花丸を見た。花丸、思っていた以上に可笑しい。なんだあのうどんミュージカル。なんというか…賑やかさはあると思うけど騒がしくはない印象。和やかな賑やかさ。落ち着いて楽しめる感じ。なんか不思議だ。
あと、前話のエピソードとかモチーフを登場させながら話が進んでいくから、みんなが日々を過ごしているのがちゃんと伝わってくる。
夜、映画を見た。「百万円と苦虫女」。あ〜分かるっていう場面が多かった。こちらに話を振らず、どんどん話を勝手に進めてゆく老人たち。うざ絡みしてくる男性。
鈴子、どこでもある程度は暮らしていけるのすごいと思った。
彼氏の借金の理由。こんな切ねえ借金があるかよ…。
曖昧に笑ってやり過ごすのが人と上手くやっていくコツではないことを知った。